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Walter Sonderegger (Junior)

Fourth-generation Swiss embroidery artisan

ウォルター・ゾンダーエッガー(ジュニア)は、スイスのアッペンツェル地方で刺繍業に携わる一家の4代目です。
父のウォルター・ゾンダーエッガー(シニア)は生涯を刺繍の仕事に捧げ、ジュニアも父とともに、数十年にわたって家業を受け継ぎながら発展させてきました。二人は海外のオートクチュールメゾンに向けて独自の職人技による刺繍を制作し、その一部はケイト・モスをはじめとする著名なモデルによって、国際的なランウェイでも披露されました。

刺繍機やパンチカード、糸や布に囲まれながら、刺繍産業の大きな構造変化のなかでも家業を守り続けてきたジュニアでしたが、最終的に2026年、工房を閉じる決断をしました。それは、4代にわたる一家の営みと、アッペンツェル地方に最後まで残っていた職人による刺繍工房の終わりを意味します。

父子の物語は、2026年9月27日に初公開された52分の映画『Das Ende einer Ära – Stickerei im Appenzellerland』(ある時代の終わり――アッペンツェル地方の刺繍)に記録されています。工房が閉じるまでの最後の数カ月を追ったこの作品は、消えゆく産業文化と二人の仕事に息づく知識や技術を映し出しています。

ウォルター(ジュニア)とセルマは、TaDA(Textile and Design Alliance)のプログラム、およびTaDAとザウラー博物館アルボンの協力を通じて、PHANTOM ORNAMENTのプロトタイプを共同制作しました。この作品は、工房が閉じる前に刺繍された最後期の作品のひとつとなりました。