風に言葉を乗せる。言葉を泡に変える。離れていくことによる癒し。詩的好奇心のありか。どこかの自分と乗り合わせる。時間はどんな姿をしている?手触りを再生する。音からも、触れている。景色を呼び覚ます。対価を耐荷に換える。硬貨の物理的な価値。普遍を集めて生まれるストーリー。加工痕に水平線を見る。愛そうとする心から始める。それぞれが自らの景色を見つける。言葉を風に乗せる。「言葉を泡にする」を深める。詩を世界と接続する。触り心地を再生する。布が持つ景色のその先。音という環境への想像力。影を注ぐ。影によって濃淡を描く。クラフトマシンシップとの付き合い方。還すことから始める。ねじれに
向き合う時に詩が生まれる。機能ではなく、思考によって形づくられる物。光をはかる。姿のない光を捉えるための物差し。姿のない光を形にする。幕間を過ごす。自分にしか見えない瞼の裏の世界。瞼は夢と現実の幕間。私の私の声を探す。「私の声」という自分しか知らないもの。自分にしか分からない正解がある。時間のレシート。共有した時間の証明。レシートの儚さと時間。窓に浮かぶ文字。風の声を聞く。霧を想う。光が溶け合っていく。手慣れを忘れる。時の磁力を描く。リフレクションを重ねる。言葉を風に乗せる三年生。存在感の動き。霧の枝。光。風。ため息。詩的好奇心という、予感のただなかで。
私たちは詩的好奇心を使って接近する。回遊する。空の青さや虫の音をあつかうため、仮の言葉を掲げるため、見えないかたちに線を引くため、そして、山容のない山を登るために。
素材提供:アサダメッシュ株式会社 、三菱ケミカル株式会社