OMOIYARI PROJECT

医療機器に宿る、“おもいやり”と美しさ

医療の現場では、同じ機器でも、使う側である医師と、使われる側である患者とでは、その受け止め方が大きく異なります。
最適な道具を届けるためには、その両者をつなぐ共通の視点が必要だと考えます。

たとえば、医療現場で用いられるステント。
その精緻な構造に触れたとき、単なる医療機器を超えた「純粋な美しさ」と“おもいやり”に気づかされました。

存在そのものがやさしさを帯びる――そこに、プロダクトデザインの根源的な価値を見出しました。

この感動を共有するために、異なる分野のデザイナーが集い、構造美と光を組み合わせたインスタレーションを制作しました。
教育的な解説や専門的な知識を伝えるのではなく、未知の領域に触れるきっかけや、驚き・発見を来場者と分かち合うことを目指しています。

ぜひ会場で、“おもいやり”から生まれた技術の結晶がもたらす意外な美と、そこに秘められた可能性を体感してください。

Outline

繊細な光と構造美が織りなす、生命の息吹を模したインスタレーション

医療現場で用いられるステントを素材とした作品《BUDS》と、その美しさに倣い、
3Dプリントで作られた人工の花《DANDELION》が、15㎡の空間に咲き誇ります。

ステージ中央には「生命の鼓動」や「息吹」を象徴する照明《The Beats of Existence》を配置。
浮遊する光が柔らかな陰影を生み出し、会場全体を“おもいやり”の気配で包み込みます。

さらに、展示正面にはテルモ株式会社の協力によりステントの実物模型を設置。
普段は目にすることのない機器の美しさと意味を、来場者が直接体感できる場としました。

Members

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空間デザイナー、医療機器メーカーのプロダクトデザイナー、そしてフリーランスの工業デザイナーによるクリエイティブユニット。
alter. の理念に共鳴し、普段は異なるフィールドで活動するメンバーが、一つのテーマを共有し作品を発表する実験的プロジェクトです。
ここで探るのは、商品でもアートでもない領域。ただ純粋に「感動」と「創造」を求めた先に現れる、根源的な価値とその可能性です。

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