これまで木材を用いた制作のなかで、作品の保護・運搬のための木箱をモチーフのひとつとして扱ってきた。今回、その関心を展開し、家具の製造や運搬を支えるパレットと木箱を制作する。本来は安価な建材や端材でつくられるこれらを、家具に用いられる木材と、家具制作の加工・塗装技術によってあらためて制作する。家具ではないものが家具の素材や仕上げをまとうことで、その輪郭に近づいていくような状態をつくり、製品とその周辺、つくられるものとそれを支えるものの関係を捉え直す。
Nodoka Maruyama
Artist
これまで木材を用いた制作のなかで、作品の保護・運搬のための木箱をモチーフのひとつとして扱ってきた。今回、その関心を展開し、家具の製造や運搬を支えるパレットと木箱を制作する。本来は安価な建材や端材でつくられるこれらを、家具に用いられる木材と、家具制作の加工・塗装技術によってあらためて制作する。家具ではないものが家具の素材や仕上げをまとうことで、その輪郭に近づいていくような状態をつくり、製品とその周辺、つくられるものとそれを支えるものの関係を捉え直す。
カリモク家具の工場で実際に使用されている木製パレットの寸法や構造を参照し、複数のパレットと、大きさや形状の異なる3点の木箱を制作・展示する。パレットと木箱には、KNSカラーをベースに本作のために新たに調色した塗装を施す。それぞれの形態を保ちながら、家具を思わせる仕上げをまとったパレットと木箱を、積み重ねたり組み合わせたりして空間に配置する。工場や物流のなかで見慣れたものの姿と、家具のような表面が重なるインスタレーションを構成する。
丸山のどか