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alter. awards受賞作品決定!5名のコミッティメンバーが選んだ5つのプロジェクトとは?

november 1, 2026

2026年10月29日から開催されたalter.も、いよいよ最終日を迎えました。30日にはコミッティメンバーが実際に会場を訪れてトークセッションを行うとともに、出展プロジェクトがコミッティに対してプレゼンテーションを実施。厳正なる審査を経て、最終日となる11月1日にコミッティメンバーが最も注目したプロダクトを選定する「alter. awards」が発表されることとなりました。

キュレーターやデザインジャーナリスト、建築家などそれぞれ異なるフィールドで活躍するコミッティメンバーたちは、いったいどんなプロジェクトを選んだのでしょうか。各メンバーのコメントとともに、alter. awards受賞プロジェクトを発表していきます。

Capillary Drift selected by Faye Toogood

「Capillary Drift は、世代を超えて受け継がれてきた職人の技と素材への知見を結集し、真に新しく、思いがけないものを生み出している点に感銘を受けました。制御と偶然のあいだに美しいバランスがあり、素材が自らの表情を見出すにまかせることで、伝統的なプロセスを、実験的で、現代的で、深く詩的なものへと変容させています」

Bole selected by Johan Deurell

「資源がますます乏しくなり、林業・木材産業が公正な生産体制への移行に苦慮している今、Boleのスツールは新たな可能性を示しています。長さ4mの産業用サイズの丸太1本から8脚のスツールが生まれ、それぞれが、かつての木の異なる樹齢や不完全さを映し出しています」

Obscured Apparatus selected by Dan Thawley

「このプロジェクトは、さらなる芸術的表現と実用的なプロダクトの再設計へとつながる可能性を秘めた、リユースへの刺激的で思索的なアプローチです。小林さんによる、時代遅れとなったテクノロジーとの彫刻的な対話と、新井さんとのサウンドのコラボレーションは、心をざわつかせるような環境との対話を生み出しています。そして、既存の回路の制約のなかで形づくられた曲線的なパステルカラーの造形は、むき出しのハードウェアと官能的なコントラストを生み、ディーター・ラムスの「Less but Better(より少なく、しかしより良く)」が歪んだかたちで進化したような印象を与えます」

Obscured Apparatus selected by 青木淳

「無から何かが生まれるのではなく、すでにそこに物は出尽くしている。その物たちが解体し、再統合し、様相の流転がある。そういう力学に、物を置いてみせること。では、どのようなとりあえずの様相に?」

PHANTOMS selected by Laura May Todd

「PHANTOMSは、伝統工芸の知見、サウンドデザイン、建築的な視点を掛け合わせ、新しいテキスタイルの制作手法を生み出す、説得力のある領域横断的なデザインのアプローチを示していました。この技法の歴史的な背景はとりわけ興味深く、また彼女のリサーチの深さは、デザイナーが伝統的な工芸の営みを守りながら、その未来に向けた新たな可能性を探ることができるという、説得力のある好例となっていました」

alter.で展示されたプロジェクトはこの会場に留まるものではなく、今後もほかの場所での展示やコラボレーション、製品化など、さまざまな可能性に開かれています。alter. awards受賞プロジェクトのみならず、全プロジェクトの今後の展開についてもご期待いただけたらと思います。